バックホーのフロント(作業機)

バックホー(油圧ショベル、ユンボ、パワーショベル)で掘削・解体などの作業を直接行うのがフロント(作業機)と呼ばれる部位です。

フロントを2つ備えたバックホー(双腕作業機)

2007-11-16
 油圧ショベル(通称ユンボ、バックホー、パワーショベルなど)の作業機(ブームから前の部分)は通常1つのみですが、近年ではフロント(作業機)を2本搭載した「双腕作業機」が研究・開発されています。

 日立建機で開発している双腕作業機「ASTACO」(アスタコ)は、1本の操作レバーで1本の作業機を操作するようにし、直感的な操作感による両フロントの同時操作を可能にしているとのこと。
 またこの双腕作業機「ASTACO」では、クラッシャーやフォーク等のアタッチメントの、把持力制御機能を備え、従来のバックホーと同様の大出力での把持能力に加え、弱い力で壊れやすいものを掴むような、繊細なコントロールも行えるようになっているそうです。
 「ASTACO」(アスタコ)の開発元の日立建機としては、この双腕作業機を、自動車や家屋などの解体作業の効率化や、災害時の救助・復旧作業などに活用することを考えているとのことです。

 まだ商品化までは至っていないようですが、いずれ遠くないうちに、身近な作業現場で、双腕作業機「ASTACO」が動く姿を見ることになるのでしょうか。
 価格は一体どのぐらいになるのか、など、想像は膨らみます。

 (参考)
 双腕作業機 研究開発〜日立建機
  http://www2.hitachi-kenki.co.jp/company_ir/company/r_d/04_03.html
 先進的な建設機械 : 日立建機
  http://www.hitachi-kenki.co.jp/company/profile/research/machine.html
 土浦工場 : 日立建機
  http://www.hitachi-kenki.co.jp/company/
  environment/festival/tsuchiura.html
Posted by reactive at 03:42:01Comments(0)TrackBack(0)双腕作業機

バックホーのフロント:油圧シリンダー・パイプ

2007-11-16
 バックホー(油圧ショベル、ユンボ、パワーショベル)のフロントを動かすための油圧シリンダーは、ブームシリンダー・アームシリンダー・バケットシリンダーの3種類があります。
 ブームシリンダーは、上部旋回体(レボフレーム)とブームの間に配置されています。
 中型・大型の油圧ショベルだと、ブームシリンダーは左右2本が配置されていますが、小型の油圧ショベルの場合は、ブームの真下に1本だけシリンダーを備えていることもあります。
 アームシリンダーは、ブームとアーム間に配置。
 バケットシリンダーは、アームとリンクの間(バケットに直接は接続されない)に組まれています。
 ただし、アームシリンダーはブーム上部に、バケットシリンダーはアーム前面に配置されていることが多く、そのためアームシリンダーをブームシリンダー、バケットシリンダーをアームシリンダーと間違えることもあります。
 シリンダーの名称はその設置箇所でなく、どのパーツを動かすかによって名前がつけられているので、注意が必要です。
 また、油圧シリンダーやフロント先端のアタッチメントに作動油を供給するための油圧パイプは、上部旋回体のコントロールバルブから、ブーム・アームの上面・または側面に這うように取付されています。
 アタッチメントを使用するバックホーの場合は、設置されている油圧パイプの本数も多くなります。

 参考:
 解体 : 日立建機
   http://www.hitachi-kenki.co.jp/industry/demolition/index.html

バックホーのフロント:リンク(Hリンク・Iリンク)

2007-11-14
 バックホー(油圧ショベル、ユンボ、パワーショベル)のリンクは、アーム先端とバケット・アタッチメントをつなぐ部分で、その形状からHリンクとIリンクの2種類があります。
 Hリンクは、アルファベットの「H」に似た形のリンクで、前後各々にピンが通るようになっています。
 これは、バケットシリンダーのロッド側と、バケット・アタッチメントの間に配置されるリンクです。
 Iリンクは、アルファベットの「I」の字に似た細長い形状のリンクです。
 やはり前後2箇所にピン穴が開いており、2本一組で使用されます。
 これは、バケットシリンダーのロッド先端とHリンクの片側と、同一のピンで組まれます。
 またIリンクのもう一方は、アーム側のボスにピンを通して接続されています。
 バケット・アタッチメントは、アーム先端とHリンクの両方と組まれています。
 バケット・アタッチメント側のブラケットには、アーム先端とHリンク各々とピンで接続するためのピン穴が2組、計4個加工されています。
 これらのパーツの組み合わせによって、バケットシリンダーの伸縮をバケット・アタッチメントの「掘削・開放」動作に変換しています。

バックホーのフロント:アーム

2007-11-13
 バックホー(油圧ショベル、ユンボ、パワーショベル)のアームは、ブームの先端につながっている部分で、人間の腕でいうと「前腕」(肘関節から手首関節まで)に相当します。
 アームもブームと同様に、厚い鉄板を細長い箱型に組んで作られていますが、ブームよりは若干細身になっています。
 アームの動作は、ブーム・アーム間に設置されている「アームシリンダー」の伸縮によって行われます。
 またアームには、特殊な形状・機能のものも存在します。
 例えばラフタークレーンのブームのような伸縮式のアームで、先端にクラムシェルをつけて深いところを掘削するための「テレスコアーム」や、高いところや深いところで作業するための、通常のアーム先端に組む延長用の「エクステンションアーム」。 
 また小型の油圧ショベルでは、アームが2段階になっている(関節が通常より1つ多い)場合もあります。

 参考:
 解体 : 日立建機
   http://www.hitachi-kenki.co.jp/industry/demolition/index.html

バックホーのフロント:ブーム

2007-11-10
 バックホー(油圧ショベル、他の通称はユンボ、パワーショベル等)で、実際に土砂を掘削したり、アタッチメントを使用するための部分が、「フロント」(作業機)と呼ばれる部分です。

 バックホーのフロント(作業機)は、大雑把にはブーム、アーム、バケットやアタッチメント、リンク、油圧シリンダーなどで構成されています。

 ブームは、バックホーの上部旋回体(レボルビングフレーム、レボフレーム、スイングフレーム)に直接つながっている部分で、人間の腕でいうと「上腕」にあたります。
 このブームは、厚い鉄板を箱型に溶接して組上げられており、真ん中あたりでちょうど「へ」の字に曲がったような格好をしている場合が多いです。
 ブームと上部旋回体とは、フートピンという太い鋼鉄製のピンを通すことで組み合わせられています。
 このブームは、「ブームシリンダー」と呼ばれる、上部旋回体とブームの間に設置されている油圧シリンダーが伸縮することで上下動します。
 また、ブームには特殊なタイプもあります。
 例えば日立建機の場合は、ブームが長く2段になっており、高所の解体作業などを行うための「ハイリフト仕様」、コンクリート建造物の基礎など、バックホー本体より下方の解体作業を行うための「ツーピース仕様」などがあります。

 参考:
 解体 : 日立建機
   http://www.hitachi-kenki.co.jp/industry/demolition/index.html
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