80年代から俳優として活躍し、監督業にも積極的に挑戦してきたエミリオ・エステヴェス入魂の一作である。1968年6月5日未明、ボビーの愛称で親しまれたロバート・F・ケネディが銃弾に倒れる。その瞬間までの1日を悲劇の舞台となったホテルで展開する人間模様とニュース映像を交えて描く。幼いながらボビー暗殺の日を鮮明に記憶したエステヴェスが自ら脚本も手がけ、22人ものキャラクターを生み出し見応えある群像劇に仕上げている。誰もがハマリ役のキャストの中でも、美容師役で当時の雰囲気を最も醸し出しつつ、憂いをたたえたシャロン・ストーンと、メキシコ系コック見習いのフレディ・ロドリゲスが出色の出来。



