Googlebombは別名Linkbombとも呼ばれ、特定サイトのキーワードに対する検索順位を上げることを目的としている。こうした行為はPageRank本来の意図を崩す行為で、ユーザーが真に望むサイトが検索順位の上位に上がってくるとは限らない。Googleとしては正規のリンクとGooglebombの差異を見抜き、より自然な形で順位を決定したいところだ。1月25日(現地時間)にGoogleのWebマスターであるMatt Cutts氏がオフィシャルブログに投稿した記事によれば、同社はこうした問題の対策に一歩踏み出したようだ。
Googleによれば、現在Googlebombのサイトは100未満の数でインターネット上に存在しているという。過去にもこうした行為は散見されたものの、同社ではそれほど問題視していなかったようだ。だが検索における悪影響を少しでも抑えるため、開発チームの一部が共同で新アルゴリズムの開発を行ったという。
「アルゴリズムを開発するより、違反サイトを手動で排除したほうが早いのではないか?」という意見もあるだろう。だがCutts氏はこの意見を否定しており、Googleは手作業による介入をせず、あくまで機械的な処理に任せているとその方針を説明する。同氏によれば、Google検索は現在多くの言語において大量のデータを非常に高速に処理することに成功しており、アルゴリズムによる解決がなにより素晴らしい方法だと考えているという。手作業で特定の問題を解決するよりも、まず自身の本分として自動処理で問題の解決を目指すと、あくまでエンジニアらしい思考を優先する姿勢を見せている。
今回はGooglebombが話のテーマだが、この話は同時に「Googleは検索順位に作為的な変更を施しているのではないか?」という疑いも否定することにつながる。一部では、「Google八分」というキーワードで呼ばれる行為が存在し、Google検索から意図的に特定のサイトを排除しているのではないかといわれているが、今回のCutts氏の投稿した記事によると「手作業による介入はなく、あくまで機械的な処理」であり、Googleとしてその可能性を否定するものといえる。



