◇「毎日食べても飽きない」
透き通ったうどんのダシ。昨年10月にオープンした「うどん・カフェ つるんちゅ」は関西風のあっさりした味付けで、三大麺の本場・盛岡市で人気を広げている。
同じ場所で5年ほどイタリア料理店を開いていたが、店主の松舘拡(ひろむ)さん(30)が「お客も味に慣れて新鮮さがない」と一念発起した。
昆布とかつお節で丁寧に取ったダシを薄口しょうゆで仕上げる。濃口しょうゆが幅をきかせる岩手では少数派だが、手応えは上々。地元客は「体に良さそう」。関西出身のお客からは「懐かしい」。飲み干した丼が戻ってくると「やったな」。厨房(ちゅうぼう)で喜ぶ日々だ。
大阪府出身の記者のお薦めは、練り物うどん(730円)。あんでとじたダシは、まろやかな味。つみれ、薩摩揚げなど具にダシが絡む。冷めにくく、冬場にぴったりだ。
3月には、新たに「かすうどん」がメニューに並ぶ予定だ。牛の小腸を低温で揚げて水分、脂を落とし、刻んでうどんに入れる。コラーゲンもたっぷり。関西で人気上昇中、東京でもまだ数店舗しか食べられない。
きつねうどん(390円)はダシで煮込み、甘ったるくない味付けが売り。カレーうどん(760円)はナツメグ、カルダモンなどスパイス数種を用いた本格派。低価格に抑えたのは毎日食べてほしいから。「しっかりしたダシは毎日食べても飽きない。それに応える値段です」【山口圭一】
==============
◇うどん・カフェ「つるんちゅ」
盛岡市盛岡駅西通2の3の18。マリオスから南へ徒歩すぐ。営業時間は午前11時〜午後7時。日曜定休。ごぼ天うどん500円、卵あんとじ500円など。大盛り80円、毎週木曜はうどん全品100円引き。人気のチーズケーキとコーヒーのセットは500円。電話019・622・7748。
毎日新聞 2008年1月31日
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20080131ddlk03070162000c.html